議会の審議の在り方

13日に、予算審議の分科会及び条例改正などを審議する常任委員会が終わった。他の分科会や常任委員会も、きょうで審議を終わる予定だ。他の分科会や常任委員会の様子はまだ同じ会派の議員から報告を聞いていないが、私の所属するところでの審議は、決して活発とは言い難い印象をもった。

実は、いつも反対意見や討論もおこなった予算案、条例改正について、賛成する議員からの理由は、当局の理由を言われる議員が多い。「この議案には大すじ了とするが、この点の改善をもとめたい」という注文さえもない。また、請願・陳情でもそうしたことがあるが、今回国政に関することだった「共謀罪」、「沖縄の基地問題」は、国の言い分に賛成・反対と、どうしても双方が結論的な意見表明となる傾向がある。なぜ、そうなのか、どうしてそう言えるのかという点から見るとわかりづらく議論不足を感じる。

議論を活発にするには、論点・争点を出して、議論することが必要だ。そうしたことをやっている議会もある。私の議会も事前に予算案や条例改正案などの議案に関する説明は市長が本会議の提案説明をおこない、その後の委員会でも詳細には担当課がおこなう。ただ、その説明が終わっても、質問が一つも出来ないルールである。出来るのは1週間ほどあとに開催される委員会のときである。その委員会までに、この一週間は議案の調査が個人的に担当に聞くのは可能だが、委員会としてすぐ疑問も出しあって、論点や争点を議論をしていく点では、この運営はやりづらいと思っている議員も一人や二人ではない。

少し詳しく述べると、事業や条例の条文の解釈などの質問を個人的にすれば、委員会の組織としての共通としての認識・理解にはならない、議論するなら同じべースのうえで質問・応答もしてこそ、同じ認識になる。そして説明されたときに、疑問や質問をおこない、そして議員から次の委員会で議論する論点や争点を出し合っておけば、それを委員長と副委員長が次の委員会までに議事整理をおこない、次の委員会で議論をする点を各議員に提起できる。そうすれば、一致する点または意見・見解が異なる点・理由を議論して、賛成・反対の討論をして、最終的に採決していくことなる。そうしてこそ、議論する事項や問題点、課題についての委員会の認識が深まることになるのではないかと思う。

現在、6月議会での制定をめざして市議会は議会基本条例を作成中であるが、そのなかに「争点・論点を市民に明確にして、わかりやすい議会をめざす」ことも、条文のなかに明記する予定である。その点、わかりやすい委員会の運営にとって、委員長・副委員長の役割は大切である。現在、委員会の当局提案の議案審議の場合、◆議案の説明、◆議員からの質疑と当局の答弁(主に議員と当局とのやりとり、議員同士では議論が少ない)、◆議員から質疑の打ち切り宣言、◆賛成・反対討論の有無と各討論者の発言保障、◆採決結果の公表、という「司会・進行役」の範囲を見直しいくことが必要だと感じる。

先ほど述べたように委員長と副委員長がリーダーシップをとり審議の進め方を変え、争点・論点の整理をおこない、委員会の運営をしていく===条例を制定すれば、市民への説明責任はいっそう求められることになるのはないか。今後、市民の市政への関心を高めて、地方自治の理念をもっと浸透させていく、また市民の目線はきびしく注視することになるが、それにしっかり応える議会にしていく議会改革につながるものと信じる。

 

 


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