これからの「大学」は社会全体

きのう、鳥取大学で定年退官を迎えた藤田安一教授の「最終講義」が行われた。議員活動のなかで、10年以上のお付き合いとなったというだけでなく、本当に研究熱心でいつも県民・市民とと歩んでこられた尊敬する研究者である先生の講演を予定を変更して、出席・聴講した。

講演テーマは「研究生活40年を振り返って」。経済と財政の歴史を触れながら、あるべき方向を探求したなかで、自身の研究活動の成果も述べられた。具体的に、戦前の第2次大戦に突き進む下で、財務大臣を務めた高橋是清の財政運営と、市町村合併と地方自治に関する調査研究から学ぶべき歴史的教訓を話されるなど、たいへん興味が沸いた説明であった。

講演は、胸に打つものであった。先生は「学問は未来を創造する闘いである」と、かって若き時代に大学に教えをいただいた教官から送られた言葉も紹介された。そして、「私の『大学は』社会全体とみなして、教えことを教わることをしていきたいと念じています」と、先生らしい謙虚さと情熱を込めた言葉で締めくくられた。

私は、こうした先生の姿に畏敬の念をさらに深めた。司会者から名前を呼ばれた学生さんたち、知人・友人らしき人たちとともに、私も感謝の気持ちで準備した「花束」を先生に渡す時、「ご苦労さんでした」と声を出すのが精いっぱいで、歳がいもなく感無量の思いがこみ上げてきた。


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